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Cref

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Cref_jp

CREF

クロスリファレンスリストユーティリティのCREFはコンパイラもしくはアセンブラにより生成された、生の?クロスリファレンス情報をソートされたリストに整形します。生のクロスリファレンスファイルは-CRオプションをコンパイラに渡すことで生成されます。

アセンブラは-CオプションZ80、もしくは8086アセンブラ)もしくはOPT CREディレクティブ(6800シリーズアセンブラ)もしくはCREFコントロールライン(8086アセンブラ)で生のクロスリファレンスファイルを生成します。CREFコマンドの一般的な形態は次の通りです。

CREF options files

optionsはゼロもしくはそれ以上の以下に述べるオプション、filesは1つ、もしくはそれ以上の生のクロスリファレンスファイルです。CREFは以下のオプションを取ります。

-Ooutfile
出力ファイル名の指定を許可します。デフォルトではリストは標準出力に書き出され、通常のやり方でリダイレクトできます。その代わりに-Oオプションを使うと、-Oxxx.lstのようにして、出力ファイル名を指定できます。
-Pwidth
このオプションはリストが整形される際の幅を指定できます。-P132は132カラムプリンタのリストに整形します。デフォルトは80カラムです。
-Llength
リストが生成される紙の長さを指定します。もし、リストが55行の紙にプリントされるのであれば-L55のオプションを使います。デフォルトは66行です。
-Xprefix

-Xオプションは-Xの引数として与えられたプレフィックスに基づくリストからシンボルを除去することを許可します。例えば、もし、連続する文字列のxyzから始まる全てのシンボルを除去したい場合は -Xxyzが使われます。もし、数字が連続する文字列の中にある場合、これはシンボルの中のどの数字にもマッチします。つまり-XX0は数字が続くXの文字を持つ文字列から始まるどのシンボルも除外します。

-F
フルパス名を持つファイルからの参照リストから除外します?フルパス名が意味するのは以下のどちらかです。スラッシュ('/')もしくはバックスラッシュ('\')から始まるファイル名、もしくは:A:など、CP/Mのユーザー番号とドライブレターのプレフィックスから始まるものです。これは標準ヘッダファイルからのいかなるシンボルの参照のリストを強制的になくします?

-Fの使用は、ヘッダファイルSTDIO.Hからのいかなる参照もなくなります?

-Hstring
-Hオプションはリストの際にヘッダとして使われる引数の文字列を取ります。デフォルトヘッダは指定された最初の生のクロスリファレンス情報ファイル名です。
-Sstoplist
-Sオプションの使用はその引数としてクロスリファレンスにリストされていないシンボルリストを含むファイルを持たなければいけません。複数の-Sオプションで、複数のストップリストを供給することも可能です。

CREFはワイルドカードファイル名とI/Oリダイレクションを許容します。引数を指定せずCREFを起動することで、 cref>プロンプトに応答するコマンドラインをタイプすることで、長いコマンドラインを与えることもできます。行末のバックスラッシュは、さらにコマンドラインが続くという意味に翻訳されます。