Editorial Policy

テキストの取り扱いについて

このWikiは多くの部分で公開されているドキュメントの引用をしていますが、 元のテキストを損なわないために以下の方針で、編集内容を最小限にしています。

  • Wikiが誤認する書式の調整
  • 著しく表示が崩れる場合の調整
  • 利便性のために元テキストで表現したかったであろう表現の再現
  • スパム対策のため開発者への連絡先は記載しない(ダウンロードパッケージの案内)

また、多言語対応のため翻訳テキストを公開していますが、 こちらについては以下の方針で公開しています。

  • 元ドキュメントの著作者表示
  • 元ドキュメントに準じるライセンス
  • 翻訳者は当WIKI
  • スパム対策のため開発者への連絡先は記載しない(ダウンロードパッケージの案内)

利便性のために再編集、加筆した内容については以下の方針で公開しています。

  • 元ドキュメントの著作者表示
  • 元ドキュメントに準じるライセンス
  • 著作者は当WIKI
  • スパム対策のため開発者への連絡先は記載しない(ダウンロードパッケージの案内)

その他のQ&Aテキスト、レポートには引用もありますが、上記の再編集、加筆テキストと 同様に扱います。


将来的にはユーザーに開放する可能性もありますが、現在は編集者を募集していません。

アーカイブパッケージの取り扱いについて

基本的には現在公開されており、入手可能なリンクを表示しています。 (再配布可能であるが公開サイトが現状ないものについては、本サイトから公開 する可能性はあります。)

現在におけるCP/M版HI-TECH Cコンパイラの意義

もともと、CP/M版HI-TECH Cに注目した理由は以下の通りです。

  • フリーである
著作権は放棄されていませんが、用途は制限されておらず、とにかく自由に使えます
  • Z80とCP/M対応で汎用性が高いこと
CP/M用に開発されましたが、MSX用をはじめ多くのZ80搭載機種で使用できます。
  • リソースが多いこと
かつては世界中で使われていたのでライブラリをはじめ多くのリソースが公開されています
  • セルフ開発用だがクロス開発でも使用できる
本来はCP/M上でのセルフ開発を前提に作られたもですが、エミュレータを使うことで現在のPC上でもクロス開発ができます
  • ANSI-C規格であること
Z80搭載機が主流だった時代はK&R規格の古風なC言語処理系が多かっのですが、HI-TECH Cはドラフトを元にしているとはいえ、ANSI-C(C89/90)に対応しています
  • リロケータブルマクロアセンブラ内蔵
HI-TECH Cはパスの中にZASアセンブラを内蔵しており、しかもこれだけを独立して使用することが可能です

もちろん、HI-TECH Cは90年代のソフトウェア、しかもすでにサポート対象外ですので、デメリットもあります。

  • 最近のC言語処理系の方が高性能
比較するとコンパイラ自体は低性能です。ですが、新しい処理系に移植された(MSX用をはじめとしたZ80搭載機用の)ライブラリはそれほど多くありません。そのため、過去の遺産を多く持つHI-TECH Cにはまだまだ使い道があります。
  • 開発元が非サポート
CP/Mでのメモリ不足問題から、HITECH社はCP/M版の開発、サポートをv.3.09で停止し、これをフリー公開することにしました。また、フリーで公開されるにあたって、Z80/64180の命令表などのドキュメント類が削除されています。
無料配布されているドキュメントは、CP/M以外のバージョン、3.09以上の新しいバージョンからの転載もあるもので、公開されているv.3.09バイナリの挙動と一致しない説明も多くあります。そのため、公式のドキュメントの記述は尊重しつつも、実際の挙動に合わせて手を入れる必要があると考えています。ブログ記事等でユーザーがレポートしている内容についてはリンクし、本Wiki側に注釈として要点を取り込む形で追記する方針です。